pH電極やORP電極の保管時や、電極が乾燥している時に使用します。
各機器のガラス電極は、適度な湿り気がある時に正常な値を示します。
特にPH電極は乾燥状態が続くと「反応が遅くなる」「数値のズレが生じる」ことが起き、消耗・劣化の原因となります。電極保存液はそれを防ぐ役割があります。
使用方法
測定後の保管
測定が終わったら電極を純水や精製水でしっかり洗浄し、
電極洗浄液で洗浄します。その後、純水や精製水で洗浄し水を切って保管します。(保管前に電極保存液に1時間ほど浸けると電極の状態を整える効果があります)
保管時には、電極保護キャップに電極保存液を入れ湿った状態を作ります。小型テスターの場合、電極保護キャップにスポンジや脱脂綿を入れ、電極保存液を何滴か含ませます。
保管期間が長くなると電極保存液は蒸発/結晶化するため、定期的に補充を行ってください。
測定前に電極の状態を整える
測定する時にすでに電極が乾燥している場合には、電極保存液に少なくとも1時間浸け置きし状態を整えてください。ただし、1ヶ月以上など長期間使用していない場合には半日ほど浸けてください。 もし電極保存液に浸け置きしても「校正が取れない」「測定値のズレが大きい」場合には、電極洗浄液での洗浄、電極内部液の交換(交換できる電極のみ)、もしくは電極の交換を行ってください。
※純水や精製水に浸けての保管は絶対に避けてください。純水や精製水に長時間浸けると、浸透圧により電極内部液への侵入、また内部液の浸出が起こり反応が遅くなる原因となります。
※開封後は1年以内でできるだけ早くご使用ください。
※ボトルから別の容器に移して使用したものはその日のうちに廃棄して下さい。
※ボトルの保管は直射日光を避け、湿気のない冷暗所にて常温で管理してください。
容量:500ml
品番:HI 70300