カルマグ・エージェントは、プロフェショナルな生産者のために考案されたカルシウムとマグネシウムを補う活力剤です。
日本の水道水(軟水)で「CANNA COCO」「CANNA TERRA FLORES」の培養液を作ると、カルシウムとマグネシウムが欠乏しやすくなるだけでなくPH値が変わりやすくなります。
カルマグ・エージェントは、ココ栽培などで不足するカルシウムとマグネシウムを最適におぎない、植物を丈夫に育てます。
水に適度な硬度をプラスして、培地に最適な水質へと改善しPH値の急激な変動を抑えます。
硬度が低い水のEC値を高めて、肥料バランスがより安定した培養液を植物に与えることができます。
すべての培地で使用できます。
使用方法
培養液10LあたりCALMAG AGENT5〜10mlを加えます。
水道水またはRO水に肥料・活力剤を希釈し、最後にCALMAG AGENTを適量希釈します。
軟水のEC値は、0.4未満です。
CALMAG AGENTを使用すると、EC値を0.4まで高くすることができます。
標準水(ノーマル・ウォーター)のEC値は、0.4〜0.5の間です。カルシウム・マグネシウム・重炭酸塩を含んでおり、PHが安定しやすい水質です。CANNAのすべての製品は標準水での使用を想定して作られています。
硬水(EC>0.5)には、植物に過剰すぎるカルシウムとマグネシウムを含んでいます。硬水で植物を栽培するにはEC値を0.4に下げなくてはならないので、逆浸透(RO)フィルターを通した水と硬水を混ぜて標準水にします。もっと手軽な方法は100%のR.O.水にCANNA CALMAG AGENTを加えて、EC値を0.4に調整することです。
有害な水(EC>0.5)には、主に塩分(ナトリウム・塩素)が含まれています。この2つの成分は肥料の吸収を妨げ、植物にとって有害でもあります。逆浸透(RO)フィルターで塩分を除去することもできますが、RO水と有害な水をミックスしてEC値に調整しても、PHを安定させる効果のある重炭酸塩だけが残ってカルシウムとマグネシウムは不足します。
RO水をミックスしてEC値が0.2にまで下げて、その後、CALMAG AGENTをこの水に加えてEC値を0.4に調整します。
または、もっと手軽に100%のRO水にCALMAG AGENTを加えてEC値を0.4に調整します。
PH値は、培養液の水温でも変化します。
つくった培養液は直ちに与えることができますが、24〜48時間待ってからPH値を最適値に調整をしてください。
注意事項
CALMAG AGENTを加えた直後は、1度PH値が下がりますが 24〜48時間かけて徐々にPH値が上がります。
培養液にCALMAG AGENTを加えた直後にPH値を上げてしまうと、1〜2日後には最適なPH値の範囲から外れてしまう為、
翌日以降に培養液を測定してから必要に応じてPH値調整をおこなってください。